トップ・マネジメント
<トップ・マネジメント>
トップ・マネジメントは企業の「価値観」を定め「プロセスを構築」し「人材を育成」して、
「顧客」と「従業員」と「利害関係者」さらに「社会」に貢献するための
「意思決定」を行う協働チームであり、企業の戦略的な判断を行う機関です。
さらに、多様な経営者の仕事を分担し効率的に効果的に実施するチームです。
経営者には「最終責任」があり「最終意思決定」を行う責務がありますが、その他の戦略的および日常的な活動はチームが分担し責任をもって行います。
<経営者とトップ・マネジメントの関係>
企業が存続してその組織が成果を実現させるには、
それを可能にさせる中核的な考え方「理念」がなければなりません。
その「理念」を時代の変化の中で実現させるのが経営者の役割です。
この役割の実現には責任ある「判断」と「意思決定」が必要で、
そのための多面的な情報と知識が供給し独断の危険性を軽減し効果的な独裁を補償するのがチームメンバーの役割です。
経営者は一人で経営を行うには判断能力と活動能力の限界があり、
経営者自身がそのことをよく認識したうえで、各メンバーに役割分担を委譲します。
トップ・マネジメントは肩書・役職でのみ行うものでなく「その能力」で行うもので、
ただし、その活動は「判断」と「意思決定」に専念されなくてはなりません。
<トップマネジメントの条件>
トップマネジメントのメンバーは経営者が任命します。
その場合に、トップマネジメントには2つの条件が求められます。
それは、
①価値観を共有できる
②真摯さを持っている
が絶対条件で、それに次ぐのが経営者とは異質の能力です。