組織の関係
<組織の関係>
組織の基本単位は、「効用」(顧客満足)です。
ここから始まります。
意思決定も、情報関係も、貢献関係もすべてこの単位が中核です。
<基本の発信>
価値の発信は、ビジョンの発信、さらにプロセス構築はトップマネジメントが行います。
これに基づいて、「効用」をつくり込んで行く「基本的単位」が「関連補完単位」とのコミュニケーションを行い調整のもとに実行プランを考え実行します。
<基本単位と補完単位>
組織の単位は、顧客の満足を実現するための基本単位と、その基本単位を効率的にかつ生産的に実現する補完単位から成り立ちます。
もちろん、それらの単位は単独で機能できるものではありません。
そこにはそれらの単位を結びつける明確な関係づけが必要です。
<貢献関係>
関係づけにおいて、まず必要なのは貢献関係です。
まず始まりは顧客の欲求を実現させる基本機能とさらに生き残りを実現させる戦略機能に実現です。
この機能を実現させる基本単位と戦略単位が中心になります。
つぎにこの基本単位と戦略単位の機能が円滑に実現させるため補完単位が貢献しなければなりません。
この貢献を受ける機能と貢献する機能が組織の関係づけを規定します。
<情報の関係>
明確にしなければならない関係は、情報の関係です。
情報がなければそれぞれの単位がコントロールできません。
そのため誰に何を伝えるか、どんな情報が必要かなどの関係づけを明確にして、組織全体を有機的にコントロールする必要があります。
<意思決定の関係>
意思決定の重要度は基本単位にあります。
意思決定の基本方針はここから発信されます。
しかし、方針に基づく意思決定はその状況を最もよく知りかつ判断できる現場が行います。
ただ、その決定についての情報は基本単位に伝え、基本単位から各関係単位に情報提供します。
重要度の高い情報は、全体で共有します。