(1)繰り返しの使い方
セルを使う計算式では
合計の計算式は
Cells(5, 2) = Cells(2, 2) + Cells(3, 2) + Cells(4, 2)としました。
繰り返しの勉強のためにあえてCells(5, 2)を変数と考えて
合計は最初0とします。
大阪を合計に加算する・名古屋を合計に加算する・東京を合計に加算する
と6000になります。
Cells(5, 2) = Cells(5, 2) + Cells(2, 2)
Cells(5, 2) = Cells(5, 2) + Cells(3, 2)
Cells(5, 2) = Cells(5, 2) + Cells(4, 2)
このようにして合計を計算していることがわかればよく出てくる
i=i+1も理解できたことになります。
代入という意味を理解してください。
Sub keisan1()
Cells(5, 2) = 0
Cells(5, 2) = Cells(5, 2) + Cells(2, 2)
Cells(5, 2) = Cells(5, 2) + Cells(3, 2)
Cells(5, 2) = Cells(5, 2) + Cells(4, 2)
End Sub
Cells(5, 2) = 0の意味わかりますかね。わからなければメールをしてください。
3行縦に並べば繰り返しがわかりやすくなってきます。
行の2,3,4が変化することに注目してください。
Cells(5, 2) = Cells(5, 2) + Cells(i, 2)
この式のiを2から加算していけばOKですね。
Sub keisan1_1()
Cells(5, 2) = 0
Dim i As Long
For i = 0 To 2
Cells(5, 2) = Cells(5, 2) + Cells(2 + i, 2)
Next
End Sub
プログラムを見やすくするためにkeisanという変数をつかってみましょう。
Sub keisan1_2()
Dim keisan As Long
keisan = Cells(2, 2) + Cells(3, 2) + Cells(4, 2)
Cells(5, 2) = keisan
End Sub
変数の定義と変数keisanの値をCells(5, 2)に代入している所を理解してください。
変数を定義した時点では0になっていますので
あえてkeisan=0をつけていません。
あった方がわかりやすいかもしれません。
次は縦に並べてみましょう。
Sub keisan1_3()
Dim keisan As Long
keisan = keisan + Cells(2, 2)
keisan = keisan + Cells(3, 2)
keisan = keisan + Cells(4, 2)
Cells(5, 2) = keisan
End Sub
Cells(5, 2)を変数にしていたよりプログラムがわかりやすくなってきましたね。
変数が意味を持っているからです。
できるだけ意味をもった変数を使いましょう。
Sub keisan1_4()
Dim i As Long
Dim keisan As Long
For i = 0 To 2
keisan = keisan + Cells(2 + i, 2)
Next
Cells(5, 2) = keisan
End Sub
やっと完成しました。