強みのマネジメント
<強みのマネジメント>
グローバルな競争に打ち勝つために、
企業の強みの源泉となる個性(企業理念:コンセプト、ヴィジョン、文化:風土)が必要です。
個性が、顧客に満足を与える満足の複合体(ゲシュタルト・コンプレックス)として機能した時に「ブランド」となり、競争上の優位性を獲得します。
<満足の複合体(ゲシュタルト・コンプレックス)とは>
優良企業には、5つの志向とそれをバックアップする基盤が求められます。
<5つの志向>とは、
①顧客志向
②一番志向
③人材志向
④変化志向
⑤知識志向
です。
上記の志向が混然一体となって、
ターゲットたる顧客の欲求に焦点を合わせ、有機的・個別的な特質となり独自の強みとなったものが満足の複合体(ゲシュタルト・コンプレックス)です。
一般的に「・・・らしさ」と呼ばれています。
満足の複合体の始まりは起業家の使命感です。
強い使命感こそ明確な目的性とエネルギーをもたらします。
これなくして、「顧客の強い共感と支持」は期待できません。
<バックアップ基盤>
具体的な、私たちの「顧客の共感と支持」を得るための基盤づくりは、
まず、思いの共通化(ベクトル化)が必要です。
それが企業コンセプト(理念)として、トップマネジメントから提示されます。
企業コンセプトは、全メンバーに強くイメージしやすい短い言葉として表現されなければなりません。
その中身は、3のWを含みます。
①ターゲットたる顧客はだれか:Who
②組織の存続する意義・意味・目的は何か:Why
③なにを行うか:What
トップマネジメントの強い思いがこもったコンセプトは、「強みのマネジメント」の必須条件です。
次に展開されなければならないのは、
そのコンセプト具体化させるためのヴィジョンの策定・提示です。