はじめに
この講座は、企業マネジメントの講座です。
マネジメントは、組織がを経営するためにはなくてはならない知識です。
マネジメントの知識、知恵なくしては、正しい経営は行えません。
この知識、知恵の特徴は
テクニックやハウツーのではありません。
それは論理であり、価値観であり、考え方であり、実行です。
マネジメントの知識、知恵は本質的な原理・原則です。
マネジメントなくして、企業は成長はもちろん維持すら適えられません。
経営者は、マネジメントを習熟し情熱をもって実行することによってはじめて自他の物心両面の幸福が実現されます。
<マネジメント体系>
<基本>
1.経営の原理原則
成果は、原理・原則をよく知り、機会に集中し、失敗を繰り返すなかで学び、信念を持って実行し続けていれば必ず実現します。
2.ものの見方
経営の原理・原則の基準をなすのは、当然のことをいかに行うかということです。
企業経営は、顧客を目的に私たちが行う活動です。
成果をもたらすのは、顧客の満足、感動を実現させたときのみです。
Ⅰ.マネジメント
1.ミッション(使命)
2.経営(マネジメント)
経営(マネジメント)は、企業が顧客や社会などの外部を目的に成果を実現するために組織と通して行う活動です。
1.コンセプト
企業存在意義と意味を示します
2.ビジョン
企業活動が目標とする到達点をイメージとして示されます
3.中長期(基本)計画
企業活動の基本的な方向性と成果のあり方の指針をしめします
<2つの基本機能>
1.マーケティング
マーケティングは、顧客を目的にした活動です。
顧客の満足を実現させる活動の総称です。
2.イノベーション
すべてが変化します。
変化から「成長の機会」が生まれます。
安定は、衰退へむかいます。
3.経営者
経営(マネジメント)こそが、経営者(トップ・マネジメント)の仕事です。
1.経営者の資質
企業の「存続および成長」は、経営者の資質とマネジメント能力によって決まります。
2.経営者の役割
「知恵と勇気」によって人間社会にいまだかってない「幸福」を実現することです。
3.経営者の仕事
仕事には経営者が行わなければならない仕事があります。
私のミッションと顧客は誰かにはじまる企業の存続と成長を決定づける仕事です。
4.トップ・マネジメント
「意思決定」を行う協働チームであり、企業の戦略的な判断を行う機関です。
5.ミドル・マネジャー
ミドル・マネジャーはトップ・マネジメントを補佐し、
部門のミッションの達成を実現させるのが仕事です。
<マネジメントの2つの領域>
マネジメントは、正しい仕事のマネジメントを設計しそこに人のエネルギーを注入します。
4.仕事のマネジメント
「仕事」の目的は、成果を実現することです。
「仕事」とは成果をもたらすための活動のことを言います。
1.仕事の設計
効用の実現とミッションの実行を目的として行います。
2.目標の設定
仕事を実行を動機づけ・管理するには目標が必要です。
3.プロセスと組織
価値のある活動とは、顧客の満足に直接かかわる活動で
5.組 織
プロセスを基盤にして具体的に構築されます。
1.組織の設計
組織を設計する場合の目的基準は、マーケティング(顧客満足)です。
2.組織の変更
固定されたままであれば、変化に耐えられず必ず機能不全をおこして壊滅します。
3.組織の関係
顧客の満足を実現するための基本単位と、効率的に実現する補完単位から成り立ちます。
4.組織の事例
ヴィジョンから構築された組織形態
6.関係(ネットワークのマネジメント
個人からより以上の貢献を引き出すとともに外部との連携が必要です。
1.業務フィールド
仕事が行われるとともに人間交流が起こっており、経営資源が構築されやすい。
2.インフォーマル組織(グループ)
人が集まれば、「集団」としての人間関係が生まれます。
7.人のマネジメント
経営の中心は”人”です。経営の最大の資源は”人”です。
1.基本
人には多様な偏在する能力とタイプがあり、強みがあるとともに弱みもあります。
2.採用
”人の採用”は、企業の将来をかけた重要な決定です。
3.育成
適切な人材の育成が、企業にとってはもっとも大切な課題となります。
4.人の欲求
人には多様な欲求があり、その欲求を満たすために働きます。
5.性格・特性
人の能力および特性・性格はそれぞれ異なりを持ちます。
6.性格のタイプ
一般的によく知られているのは、外向性と内向性です。
8.人事評価
人事評価は、貢献してもらうために支援し導くために行う方策です。
<マネジメントの要件>
9.利 益
利益 = 収益 ー 費用
10.戦 略
”長期”にわたって勝ち抜くことです。
11.生産性
顧客にかかわらないことはしないにつきます。
<マネジメントのツール>
12.マネジメント・スキル
決めなければなりません。伝えなければなりません。効果的に実行しなければなりません。
13.意思決定
絶対的に正しい意思決定を行うことは不可能、外部の知りうる情報が限られている。
14.コニュニケーション
コミュニケーションを成立させるには受け手の特性を知らなければなりません。
15.管 理
管理はの目的は効果的に「成果の実現」をはかることです。
<マネジメントの戦略要件>
16.知識経営
現代社会において、人の持つ「知識」こそ最大の資源です。
1.知識
知識とは、「知的・感覚概念」の総称です。
17.情報管理システム
基幹システム業務は情報管理システムの構築によって成り立っています。
18.企業文化
力を発揮する究極の到達点は成果を実現する「文化」の構築とその定着
19.強 み
役立つかどうか効用があるかどうかが強みを決定する唯一の基準です。
20.焦点を絞る
共感できる意味と意義を持った短い言葉として表現された概念が必要です。
21.利益管理
顧客満足、より以上の満足、生産性向上によって実現します。
22.成果のマネジメント
社会が求める欲求に応えてこそ、はじめて成果に結びつきます。
23.生産性のマネジメント
生産性は、効用とコストとフリーキャッシュフローとの関係度合です。
Ⅱ.経営の教科書
1.経営の教科書
成果が実現させるには基本的な真理に基づく活動が必要です。
1.企業の意味・意義
起業した限り成功しなければなりません。
2.ベスト・プラクティス
ベストプラクティスとは、最上の「モノ」や「コト」をまねること
3.商品
商品とは「モノ」のみの概念ではなく複合した意味合いがあります。
4.売上の実現
お客様が買ってくれる商品(サービス)でなければなりません。判断は顧客がします。
5.利益の実現
利益は“収益”を最大化し、“費用”を最小化することによって最も最大化できます。
6.商品づくり(創造)
商品づくりを行う場合の前提は、私の顧客は誰かということです。
Ⅲ.マネジメント・エッセンス
1.マネジメント・エッセンス
企業の目的たる顧客と、成功の鍵を握る働く人(従業員)を中核に据えます。
1. 強みのマネジメント
企業の強みの源泉企業理念:コンセプト、ヴィジョン、文化:風土が必要です。
2.パッション(情熱)
起業のために最初に必要なもの、それは、パッション(情熱)と知恵です
Ⅳ.経営の応用編
<起業(創業)>
1.起業(創業)
起業は想像から現実へ向かうジャンプで、現実は実行しなければ知ることはできません。
1.起業(創業)の条件
意思が強ければ成功するにはどうすればよいか真剣に考え正しい知恵を持つことです。
<ビジネスチャンス>
2.ビジネスチャンス
必要なのは知恵であり賢さで、知能や知識や学歴は関係ありません。
<マネジメントの方法>
3.マネジメントの方法
深く考えて「経営のコツ」を悟り自身の骨肉にして実行した人が目的を実現します。
1.チャンスをつかむ
一番になるには従来の延長線上の努力だけなく革新的なことを追加する。
2.一番になるには
カギになるのは企業が持っている強みをどう活かすかということです。
3.まずどうするか
はじめに想いありき
4.なにから取り組むか
社会の声の応じてその要望を実現する。
5.経営理念(コンセプト)
働く人たちに何をするべきかを示すとともに働く意義も示す。
6.強みを活かす
多種多様な要素のなかで何かで一番でなければなりません。
7.正しく行うには
その方法がマネジメントです。
8.人のマネジメント
前向きにかつ同じ方向に向かって各自の特質を活かして協働しなければなりません。
9.マネジメントの方法
マネジメントには3つの方法があります。
10.意思決定
前向きにかつ同じ方向に向かって各自の特質を活かして協働しなければ
11.コミュニケーション
前向きにかつ同じ方向に向かって各自の特質を活かして協働しなければ
12.管理
管理がなくて企業の活動が円滑に機能することが理想です。
<マネジメントの応用>
4.経営の3種の神器
成長を目指す企業がなさねばならない必須の3条件(3種の神器)
1.3S
3Sは企業経営の基本条件であり、利益獲得の基本要件です。
2.3Sの進め方
3Sは経営者が率先して取り組むべき大切な仕事です。
5.マネジメントの基本技法
顧客の欲求の満足に適っているからです。
1.守ることから
安全と安定を求めたら安定と安全は実現しない。
2.3つの質問
最初に3つの設問に答えてください。
3.財務分析
ごく当然のことを確認します。
4.3つのアプローチ
3つのことに分けて考えてください。
5.借入金について
将来の利益回収という補償がある場合にのみ行い得る手段です。
6.マネジメントのポイント
一定規模の市場において一番になることが必要です。
7.基本的対策
変化したら変化に合わせなければならないということ
8.売上が上がる
顧客の欲求を知る必要があります。
5.働きたくなる
生きがいがあればチャレンジして懸命に働きます。
6.やる気が出る
欲求を充足させるとともに欲求性向にも配慮しなければなりません。
7.利益が出る
利益を上げるには売上の増大ともう一つコストを削減することです。
<戦略的管理会計制度>
8..戦略的管理会計制度
管理会計は企業経営の羅針盤です。
1.予算化
仕事の成果を数値によって確認しその実現を確実なものするものです。
2.管理数値
管理数値には目標数値と標準数値の二つの基準があります。
3.管理会計の策定
管理会計の目標は利益が中心目標となります。
4.管理会計の運用
経営分析や予算や標準設定のもとに実践されますが三つの目的があります。
9.部門別利益管理会計
責任感とやる気を生み出す管理制度です。
10.私のマネジメント
一般社員自身にもマネジメントの習得と向上が求められる時代になってきています。