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プロセスと組織

<プロセスと組織>

 

企業における活動において、「効用」という側面から分けると2つの活動があります。

一つは、「効用」のある活動で、もう一つは「効用」のない活動です。

 

「効用」とは顧客の欲求を満たす活動ですので、

企業活動は「効用」もしくは「効用」を支援するで活動で構成されなければなりません。

 ※効 用 参照 クリックしてください

 

「効用」活動もしくは支援活動が、関係づけられ構成されたものが「プロセス」です。

その「プロセス」を具体的に構築し人材配置したものが「組織」です。

  

<プロセスの構成>

プロセスは、ミッションにより導かれ構想されます。

 

プロセス構成の手順

①ミッションの実現のための「効用」が分析されます。

②分析をもとにして必要な「単位効用」を明らかにします。

③「単位効用」の特性と位置づけと関係性を分析します。

 単位効用の分類

 ①基本機能効用:顧客満足の基本となる機能効用

 ②差別化機能効用:強みを強化する機能効用

 ③支援機能効用:2つの効用の支援する効用

④3つの効用が円滑に有機的に働くように構成する。

 

<組織の関係性>

組織の構造は、関係性を明らかにするに効果的に機能するよう設計します。

関係について

①意思決定の関係性(優先度)

②情報の関係性

③貢献の関係性

 

関係性の具体的な記述は、担当マネジャーの行う仕事であり関係部署との調整のうえで行います。

その場合、上位効用に基づいて考え判断します。

 

 

<組織の構築>

 組織はプロセスは、現実的に機能するために構築します。

 

組織構築の手順

①組織を構築するために、必要経営資源を明らかにします。

②必要経営資源と現在の経営資源を比較して戦略的判断のもとに再プロセス構成をします。

 戦略判断とは、優位的差別化要因のみに焦点を絞り非差別的効用を削減します。

③効用機能単位の意思決定、貢献、情報伝達の関係性を明らかにする。

④戦略的な効用機能単位のみにより現実的な関係性をもとに組織構築を行います。

⑤実際的な単位効用単位に求める効用を明らかにしたうえで、適正人材を配置します。

 

組織には絶対的なモデルはありません。

すべては、よいよく「効用」が実現することを基本とします。

 

<組織のイノベーション>

顧客の欲求は変化します。

また、競争環境も変化します。

しかし人には変化に対する抵抗感があり、組織のイノベーションを行うにはあらかじめ変化を許容しやすい体制の構築が必要です。

 

変化を許容しやすい体制

①顧客の欲求と市場の変化についてチェックできるシステムの構築

②「効用」を定性的、定量的な変化をチェックできるシステムの構築

③組織内の横断的なコミュニケーションが円滑化・活発化する仕掛け、仕組みの設定

④教育・訓練、研修・交流の場及び仕組みの構築

 

組織のイノベーションは変化を機会ととらえ、イノベーションが常態的に機能するような文化と体制づくりが必要です。

 

<優位性のための差別化要因>

組織の構築原理は「効用」性ですが、イノベーションや強みの構築のために3つの戦略的優位性の確立が必要である。 

①知識の重視

②人材の育成

③コミュニケーションの円滑化