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ビジョンの形成

<ビジョンの形成>

 

事業を成功に導くためには、ビジョンを鮮明にイメージできるかどうかが重要なポイントです。


ビジョンは、経営者、管理者および全従業員が到達目標を共有化するための基本要件です。


 コンセプトは、企業が社会に関わり活動する場合の基本的な判断の拠り所になります。

このよりどころが、社会が承認し要望するものである時、成功への基本的路線がひかれます。

ビジョンは、成果実現を可能にする現実的な道筋が示されます。

コンセプトを受けて、ビジョンにより目標の共有化をはかることでより強く成果を実現することができます。

 

成果を実現するには、イメージできるビジョンがあることが望まれます。

成功のイメージは、到達点の結果を示しています。

これが事業展開の明確な目標であり、始まりと終着との道筋が明確に示されます。

成功へ至る道筋は明確な一本の線が引かれています。


このイメージできる一本の道すがらを、必死になってどのように切り開いて行くかを具体的に指し示すために作成されるのが戦略計画であり、戦略計画はビジョンを実現のための基本プランです。

 

もちろん、ビジョンをイメージとして持つことは、簡単なことではありません。

それは、人の想いが深く潜在意識にまで到達されて初めて起こり得ることです。

しかし、大きな成果を実現するには働く人全員が納得できて、かつ容易にイメージできるビジョンの構築は必須の条件になります。

 

また、企業が事業を行う場合、このビジョン構築は最初に行わなければならない作業とも言えます。

ほとんどの企業には、特に中小企業においてはビジョン構築がなされていません。

ということは、ある一定以上の成果実現を放棄していることになります。

たまたまの幸運に出くわしても、たまたまの成功は必ず破滅に至ります。

継続した成功を実現するには、それにふさわしいビジョン構築は、企業が最初に行わなければならない取り組みです。

 

<ビジョンの作成>

 

ビジョンは、働く人たちに何を目的・目標にしているかをより具体的に示すものです。到達地点でのイメージが示されなければ、効果的な成果は実現しません。

 

ビジョンの作成におけるポイントは、働く人たちに方向性を明確にしめしてベクトルをととのえることと、達成の意義と意味を明らかにして参加意欲を持たせることです。

そのためには実現性と納得性とさらに共感性がなければなりません。現在という時間軸のなかで、何故この事業を行わなければならないか、いま行うことの意味合いは何か、実際にどんな成果が見込まれるか示されなければなりません。

 

さらに、実際の現場での事業活動を行うためには、ビジョンをもとに戦略計画が作成され、そしてその戦略計画をもとに中長期計画が作成され、さらに各年度の単年度実行計画を作成されなければなりません。

 

経営者は勝ち残るためのイメージを描かなければなりません。

また描けなければなりません。

現実を踏まえた熱い思いを持つことが、成果を実現するための基本条件です。

 

そのために、経営者は社会と市場の要求を変化の時代のなかで、たえず意欲をかきたて危機意識と問題意識を持ち続けなければなりません。できればその中に喜びを持つことができれば将来が開けると言えます。

 

もちろんビジョンがあれば、成功が約束されるものではありません。しかし、現在のような供給過剰な変化の激しい時代においては、ビジョンすらないマンネリ化した知恵のない経営は、競争の舞台にすら立てないと言えます。