中長期(基本)計画
<中長期(基本)計画>
企業活動の具体的活動についての意思表示です。
長期(基本)計画は、私たちの顧客を目的に基本的なコンセプトを示し、ビジョンへと到達するために行う企業活動の「基本指針」を明らかにします。
企業活動は、多くの人間がかかわって一つの目的・目標に向かって行う活動です。
そのため基本的な企業のあり方を示さなければなりません。
それがコンセプトです。
※ コンセプト 参照 クリックしてください
コンセプトはあるべき意思をが示されます。
この意思は活動の実施のためには、目標到達点としてイメージ化されなければなりません。
このイメージ化された目標到達点を示されたのがビジョンです。
※ ビジョン 参照 クリックしてください
コンセプトは、基本的な指針を示します。
ビジョンは、企業が目指す到達目標をイメージ化したもので具体的な活動の指針となります。
基本計画は、これらの指針を受けて活動の方向性と望まれる成果とそのために行わなければならない活動について示します。
基本計画は、活動の方向性と望まれる成果を示すことによって戦略計画を導きます。
また、その実行に必要な人材や資金について方向が示され利益・資金計画さらに人事計画を導きます。
さらに、各部門の基本的な活動の到達点および行動のあり方・方向性を示します。
<中長期(基本)計画の内容>
中長期計画の期間は通常3年から5年です。
それも、3年ごとや5年ごとに作成するのはなく年度が変わるごとに毎年作成します。
環境の変化はその質・速度とも激変しているからです。
中長期(基本)計画の内容は、
①具体的な到達成果や利益が示されます。
②各部門の成果とその到達のための活動指針が示されます。
③特に重要な目標および部門の活動指針と重視する理由について示されます。
④一般的に重要な人事や資金についての予算・目標・内容が数値化され示されます。
⑤変化の予測とその対策の概要が示されます。
計画の目標は、ストレッチ(可能上限)目標であることを要件とします。
また、目標達成については「強み」の強化を要件とするので必達が条件とされます。
<個別計画と単年度計画>
中長期計画は現場の具体的な活動までを示すものではありません。
そのため、具体的な単年度会計を中長期計画に基づいて作成する。
その上で、各現場は
①基本的に行動指針と方向付けについては中長期計画の指針に従う。
②具体的成果および利益目標については単年度会計の予算・目標に従う。
ただし、目標・予算は環境の変化を予測し複数の活動案の作成が必要である。
各部門の現場、計画の目的・目標を理解してその指針に従い自主的に対応することが求められます。