商 品
<商 品(サービス)>
商品とは、モノのみの概念ではありません。
複合した意味合いがあります。
商品とは継続して売れるものです。
経営者のなかには、売れないものをつくってしまい、商品を創ったと勘違いして困っているケースもあります。
形があっても、売れなければ「物」でしかありません。
ここが非常にむずかしいポイントです。
さらに、商品自体がいくら商品自体として要件を整えても、知ってもらえていなければ買ってもらえることもありません。
商品とは、それ自体が顧客の欲するものであること、それに加えて買ってもらう条件、つまり広告や包装や販売場所などの利便性など、顧客側の購買の条件をすべて整えてはじめて商品になります。
商品は他のマーケティングのProductも含めた4P要素を満たすことによってはじめて商品になるということです。
商品←顧客が欲し、顧客が購買できできるモノ・コト
商品自体について要件を考えて行きます。
その定義は簡単です。
顧客が買ってくれるものと定義できます。
商品が商品たり得るのは、ひとえに顧客側の都合によるということです。
これがマーケティングの考え方です。
ドラッカーという経営学者によると、マーケティングは顧客からスタートする。
「われわれは何を売りたいか」ではなく「顧客は何を買いたいか」を問う。
「われわれの製品やサービスができることはこれである」ではなく、「顧客が価値ありとし、必要とし、求めている満足はこれである」と言っています。
顧客が気に入るから買ってくれるので、わたしたちはそれを必死に探し、いろいろと試し、見つけ出すことによって商品作りが可能になります。
顧客が欲している商品が完成したら、その商品が顧客の手に届くように、それも商品のファンになってもらえるように、このことに焦点を絞っての活動します。この活動もマーケティングです。
おのずから売れるようにする活動←マーケティング活動
顧客中心の活動により成果を実現してはじめて企業の存続を保証されます。これ以外の活動は不要な活動です。