<性格・特性>
仕事に求められる能力は一つではありません。
多様な能力が求められます。
それと対応するように人の能力および特性・性格はそれぞれ異なりを持ちます。
多様な仕事を円滑に運用するためには、人の性格・特性を知ったうえで、それぞれの能力を育成・活用しなければなりません。
人の偏在した能力を最大に引き出し活用しなければなりません。
そうしなければ成果を実現することはできません。
人の性格にはいくつかの基本要素があり、それが複合的に重なって基本を成しています。
そしてその特性を中心にして、環境によりいろんな形に作り上げられます。
ここでポイントとなるのはどうしても変更させにくい部分があるということです。
そのため、人の能力を活用する場合には、それぞれが持つより優位な特性を活用することです。
また、特化した能力を育成することです。
続いて2つの欲求要因について述べます。
それは、満足する欲求要因と不満足が起こる欲求要因です。
人の満足・不満足は、不満足が解消されたら満足だというものではなく、また満足だから不満足はなくなるといったものではありません。
また、ふたつの要因はまったく違った行動を導き出します。
満足の要因は「自分の好きな仕事」、「完成」、「賞賛」、「成長」などで、このよう要因が満たされるとき人は満足しやる気を引き起こします。一方、「仕事環境」、「上司や仲間などの人間関係」、「給与」、「安全」などは不満足と関連する要因で、これらが満たされないと人は不満を感じ、その職場を辞めたくなります。
さらに、これら二つの要因は、人の性格・特性にも当てはまります。
そして、職場の専門分野とも関わります。
不満足を忌避する安全志向タイプと満足を志向するチャレンジ志向タイプがあります。
職場の最適な人材配置を行う場合はその特性をよく理解したうえで効果的に配置しなければなりません。